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化学物質管理システム利用時の「返却」後の対応等について
昨年度末にセンター報告2005でお知らせいたしましたように,システムにログインした時に「返却」が有ることを確認できるようにしました。そのため,これまでお知らせしていました「受付時返却(記載不備など)」に関するメール等は,現在止めています。なお,収集後返却につきましては,今まで通り返却予定日時の通知等を出しています。
ログインした時,返却があることがわかりましたら,「問合せ」,「廃液・廃棄物容器」と順に開き,「状態」のところを「受付時返却済」とし,検索すると受付時に記載不備などで返却された廃液・廃棄物容器の一覧が見られます。ここで右端の「備考欄」の「表示」をクリックすると,備考(センター管理者用)のところに返却理由が記載されています。
また,「問合せ」,「廃液・廃棄物容器」と順に開き,「状態」のところを「収集後返却済」とし,検索すると収集後返却される廃液・廃棄物容器の一覧が見られます。一覧には返却予定日時も記載されています。「受付時返却」と同様に備考(センター管理者用)のところに返却理由が記載されています。
さらに,処理依頼した廃液・廃棄物容器が受付されたかどうかについては「問合せ」,「廃液・廃棄物容器」と順に開き,「状態」のところを「受付済」とし,検索をして一覧表に含まれているかどうかで確認できます。また,「状態」を「収集予定済」にして検索すると,収集予定に入った廃液・廃棄物容器が確認できます。
以下に,返却後の処理について簡単に記載します。
1.
「受付時返却」で記載不備があった場合の対応について
「メニュー」から「搬出依頼画面」にし,容器番号で指定するか,「廃液・廃棄物容器一覧」から目的の容器番号を選択し,「搬出依頼」画面とする。搬出容量,pH,含水率などの正確な値を入力・修正する。必要があれば備考欄に入力する。(以前に備考欄に記載した内容は消えているので,再入力する)内容をもう一度確認し,「搬出依頼」する。
2.
「受付時返却」で分類変更が必要な場合の対応について
廃液・廃棄物容器の分類変更はできません。新しい容器番号の容器登録が必要となります。
「廃液・廃棄物容器の登録」のとき「分割化登録」のところで「する」にチェックし,「分割元の容器番号」に返却された容器番号を入力し,「管理者」,「容器形状」,「容器色」を通常通り選択し,「容器容量」を入力,修正後の「分類」や「保管場所」などを選択します。新しい容器番号を入力し,容器本数は1としておきます。これで「登録実行」をすると返却された容器番号の廃液容器の内容物は全て新しい容器番号の廃液容器に移ります。この新しい容器番号で上記1.と同様に搬出依頼下さい。ただし,返却された容器番号の備考欄に記載があるときは,その備考欄の記載事項を,新しい容器番号の「搬出依頼」時に再度記載下さい。また,この分割化により返却された元の容器番号は自動的にシステム上で欠番化されます。
なお,《備考欄のみの記載の場合》は,返却された容器番号を「メニュー」の「廃液・廃棄物容器の欠番化」で欠番化し,修正後の分類で新しい容器番号を登録し,「搬出依頼」時,備考欄に返却のときと同じ内容を記載し,「搬出依頼」して下さい。ただし,《備考欄のみの記載》ではなく,内容物があるときは「欠番化」できませんので,上記の分割化で行って下さい。
なお,分類変更を求められた場合,システム上の対応だけではなく,実際にその廃液を対応する種類の容器に移し替える必要があります。
3.
「受付時返却」で希釈が必要な場合の対応について
まず実際の廃液の基準濃度以下になるように希釈を行って下さい。
次に,システム上の対応をします。「廃液・廃棄物容器の登録」のとき「分割化登録」のところで「する」にチェックし,「分割元の容器番号」に返却された容器番号を入力し,「管理者」,「容器形状」,「容器色」を通常通り選択し,「容器容量」を入力,「分類」や「保管場所」などを選択します。連続した新しい容器番号の最初の番号を入力し,容器本数は希釈後の本数(1〜10)を入力します。これで「登録実行」をすると返却された廃液容器番号の内容物は新しい廃液容器番号の容器に等分割されます。希釈は最大10等分までできます。この新しい容器番号で上記1.と同様に搬出依頼下さい。ただし,返却された容器番号の備考欄に記載があるときは,その備考欄の記載事項を,新しい容器番号の「搬出依頼」時に再度記載下さい。備考欄に数量で記載していたときは,数量も等分割して記載下さい。また,この分割化により返却された元の容器番号は自動的にシステム上で欠番化されます。
なお,《備考欄のみの記載の場合》は,返却された容器番号を「メニュー」の「廃液・廃棄物容器の欠番化」で欠番化し,必要本数だけ新しい容器番号を登録します。そして新しい容器の備考欄に内容物と等分割された量を記載し,依頼下さい。ただし,《備考欄のみの記載》ではなく,内容物があるときは「欠番化」できませんので,上記の分割化で行って下さい。
4.
「受付時返却」で前処理等が必要な場合の対応について
まず,実際の廃液に必要な処理を行って下さい。
上記処理で新たに薬品を使用した場合はシステムに登録し,システム上で当該の廃液容器番号に貯留下さい。その後,1.〜3.の「記載不備」等を参考に「搬出依頼」して下さい。なお,備考欄には上記処理の内容を簡略に記載下さい。また,さらに希釈等が必要な場合は,上記3.に従って行って下さい。
5.
「収集後返却」に対する対応について
上記の「受付時返却」の各対応を参考にして,対応して下さい。